不眠を改善するために出来ること

本日は不眠についてお話していきたいと思います。
病気を除いて不眠というのは生活習慣に大きく関係しています。

「そんなことしってるよー」「わかってるけど変えられないんだよー」
っていう声が聞こえてきそうですね。笑
不眠症についてみなさんはどんな印象をもっていますか?

厚生労働省のe-ヘルスネットによると
不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。
とされています。
ここまで来ると本格的に薬物療法が必要になってくると思いますが、1、2日程度なら皆さん誰にでも眠りたいけど眠れないという経験はあると思います。

眠れないときついので、薬を頼ってしまう患者さんがほんっっっとに多いです。
もちろん薬が必要な患者さんもいます、精神的に参ってしまう前に薬を上手に使うというのは大切なことですが、安易に薬にたよってしまうと
・依存性がある→飲まないと眠れないor飲んでも眠れないけど飲みたい
・転びやすくなる
・認知機能が落ちてしまう
ということになる可能性が高くなってしまいます。
ので!まずは生活習慣を見直す!それでもだめなら薬を頼ってみましょう。
睡眠障害の対応と治療ガイドラインより「睡眠障害対処12の指針」というものがあります。

1 睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分

2 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法

3 眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない

4 同じ時刻に毎日起床

5 光の利用でよい睡眠

6 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣

7 昼寝をするなら、15時前の20~30分

8 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに

9 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意

10 十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に

11 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

12 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全

以上の12点です。どうでしょうか?あちゃー真逆のことやってしまってるなーという方も多いのでは無いでしょうか?スマホの普及で最近は不眠症の方も多くなっている印象です。スマホの光についてはブルーライト遮光レンズが不眠症に有効だったという論文の報告(Blocking nocturnal blue light for insomnia:A randomized controlled trial.)もありますので、みなさんも睡眠の質を高めてみる、睡眠を大事にする習慣をもつのはいかがでしょうか。

もう少し薬について知りたいという希望があれば睡眠薬についてのブログも書いていきたいと思います。

それでは。

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